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by sunrise-touring
| 2006-12-01 16:51
ロードに乗りたいと強く思い始めた頃、どうしても叶えたい夢が幾つかあった。 その一つが、マイロードに乗って海まで行くことだった。 一年たってようやく夢が叶う時がきた。 朝8時我が家を出発。そりゃあもう、大変。こどもの遠足だ。 飲み物は持ったか、ポンプは?空気圧は?着替えはこれでいいのか? ブレ-キシューの左右の間隔がおかししぞ。地図はこれでいいのか? なんとかクリアしていざ出発。走ってみれば思ったより寒く、ディバッグから ウィンドブレーカーを出し着込む。頬に当たる風は寒風だけど、ハートはウォーミング。 笛吹川SRを南下。富士川に合流。しばらく右岸を走る。R52は路肩が狭く 大型トラックがすぐ側を通るので怖かった。交通量も意外と多かった。 波高島(はだかじま)で左岸に。県道10号を南下。交通量も少なく信号も少なく、適度な アップダウンがあり、ローディお奨めコースなわけだ。ただ今回残念だったのは、初めての 輪行でなおかつ日暮れが早いということもあって、旧道をのんびり走ることができなかった ことだ。時間が止まったような町並み、小屋のようなバス停。きらめく紅葉。 ここでもう少し、この食堂で・・・ それでも、南に進むに連れ暖かさを感じていった。谷間の県境を超え、静岡県に入ると 視界が広がり始め、もうすぐ海かなって期待してしまう。写真の富士川楽座は 河口まで残り僅かな道の駅だ。サンライズ号の向こうには富士川。 その向こう雲の上に富士。 東名高速をくぐり、富士川橋をすぎ堤防横の道を走る。雲が陽射しを遮りはじめ、 寒くなり始める。河川敷のグランドでは草野球の試合。 ふっと、行き止まる。河口だ。海だ。高い防波堤に遮られ海を見下ろす。 少年の頃から夢見た富士川河口。薄日の差す冬の駿河湾。 季節を変えて戻ってくるぞ、海沿いの道も走るぞ。思わず自分に誓ってしまった。 河口からJR富士駅へ。富士駅周辺は長いアーケードが続き、個人商店もまだまだ 残っていた。タクシーの運転手に紹介された金時(きんとき)食堂で、生ビール2杯。 一気に飲み干す。んまい。つまみで食べた桜エビ三昧も刺身、湯で、揚げと絶品。 仕上げは名物「カツ皿」。 皿の上にジューシーな煮カツ丼がのっているんだ。 もちろんドンブリがのっているわけじゃなく、皿、ライス、煮カツなのだ。んまい。 これここそ正に輪行の醍醐味。旨味。 ほろ酔いの頬に冬の薄日。富士駅に戻りサンライズ号を解体。 といっても、前輪をはずし100均で買った自転車用シートをかけて包むだけ。 (オーストリッチの両輪を外す輪行袋を昨晩買って試したけど、とても大変だったので) 三両編成の身延線特急富士川最後列車両に乗り、最後尾のドア横に サンライズ号を確保。車掌も親切にアドバイスしてくれた。 ホッと一息2時間の休息。・・・ 電車を乗り継ぎ石和温泉駅で下車。改札をでて駐輪場横で組み立て。 前輪をつけ、ライトをつけ、夜の街を我が家へむかう。 夕飯を済ませ7時前には帰宅。 長い一日だった。楽しい一日だった。サンライズ号に乾杯。 #
by sunrise-touring
| 2006-11-18 12:35
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by sunrise-touring
| 2006-11-14 06:23
あれからほぼひと月。・・・ あの日山中湖を一周して、河口湖への帰路寄り道して忍野八海に。 人込の中、一人サンライズ号を引いて歩く。 忍野八海から河口湖。河口湖から車で帰宅。 自宅から塩山へ。大好きだけど、最も怖い店「まんま」へ。 マイ・サイクル師匠桜コーチと一献交わす。 塩山から電車で山梨市。駅からママチャリで帰宅。事件はその時起きた。 恍惚のカタルシスに包まれていた時、目の前には桃の枝。除けながらよろけ 前方回転。一瞬の走馬灯。着地。帰宅。 右親指から出血と激痛、左肩激痛。寝返りも打てず。 翌朝(10月16日)ここから治療とリハビリの日々が始まる。 レントゲンの結果、骨折はしていず。脱臼とのこと。全治3週間~4週間。 最初の1週間は仕事も全くできず、左腕には三角巾。寝返りも打てず。 2週目から三角巾もとれ少しづつ仕事復帰。 11月に入りサンライズ号に乗ってはみるが、まだ左肩痛し。 4週目、ようやく自分のカラダに戻りつつある。寝返りも痛みが薄れ サンライズ号に乗っても左肩の痛みが少しづつ薄れてゆく。 そしてきょう。我が家の息子が所属する高校のラグビー部が、見事 山梨県予選で優勝する。11対10の逆転勝ち。僅か1点差だがこの勝利は 非常に大きいのだ。見よこの富士。なのだ。寒空にきりリだ。勝利の富士だ。 #
by sunrise-touring
| 2006-11-12 15:48
秋の休日、いてもたってもいられず朝9時10分出発。 軽トラの荷台にサンライズ号を載せ、河口湖に向かう。 9時50分河口湖の富士健康ランド到着。 (やっぱり、御坂トンネルは怖かった) そこから大石の交差点を右折し、湖畔を左回りに進む。 盆地よりちょっと涼しい秋風に頬を打たれながら、快調に進む。 途中地図を見ると、河口湖と西湖は意外と近いことに気づく。 (よし、思い切って西湖まで足を延ばそう) 河口湖の湖畔を一旦離れて、西湖へ向かう。途中軽い峠があったが 全く大丈夫。 西湖では高校生が駅伝の試走をしていた。本番が近いのだろう?! オイラの他にもロード乗りが4~5人走っていた。 (なぜかわからないけど、うまく挨拶ができなかった。山登りの挨拶みたいに 気楽にこんにちわーって、言ってしまえばいいのに・・・) 西湖を1週してまだ11時少し過ぎ。昨晩痛かった右足もまったく 痛みを感じず。西湖から再び河口湖の湖畔の残り半周回る。 (まだお昼前、天気は最高。許せ愛妻。) 河口湖から、山中湖にタイヤを向ける。 河口湖から山中湖へのR138は、憧れの路だった。吉田の街中を離れ 樹海の中の一本路。何度か通るたび見かけた、自転車乗り。 精悍なカラダと自転車とは思えないスピード。(いつかはオイラも・・・) 山中湖では湖畔のサイクリング・ロードを1週する。 つづく #
by sunrise-touring
| 2006-10-15 10:15
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